帯状疱疹のワクチン治療(帯状疱疹の予防)
帯状疱疹の原因は水ぼうそうのウイルスですので、これに対する免疫が強いときは帯状疱疹になりにくいことがわかっています。そのため、主に子供に行っている水ぼうそうのワクチンを利用した帯状疱疹の予防法が開発されました。帯状疱疹のワクチンを4-5年ごとに接種すると、帯状疱疹になりにくくなり、たとえ罹ったとしても重症化しません。昨年イギリスの有名な医学雑誌に帯状疱疹のワクチン療法の有効性が紹介されました。これによると、帯状疱疹のワクチンを接種した人はしなかった人に較べ帯状疱疹になった人は半分以下でした。また、帯状疱疹後神経痛に移行した107人では、ワクチン接種群は27人、未接種群は80人と大きく差がつき、症状的にもワクチン接種群は軽くすんだという記載があります。国内ではまだ積極的にワクチン投与を行っている医療機関は少ないですが、当院でもこの報告を受け帯状疱疹のワクチンを行うこととしました。
50歳以上の方は適応となりますが、費用は保険適応にはなりません。
帯状疱疹ワクチン接種(自費:\8500+税)
ワクチンについては当院に直接問い合わせいただく他、講談社健康ライブラリー 長沼芳和著『帯状疱疹に克つ』をんでいただければと思います。